原木の搬入
毎日、中四国の原木市場から丸太が運び込まれます
この業界では今でも競り売りを行う市場が多く、高品質な原木を目利きして競り落とします。
競り売りのため、季節や状況によって原木価格は著しく変動します。
競り売りのため、季節や状況によって原木価格は著しく変動します。
競り落とされた原木は工場に運ばれ、樹種・長さ・径級・形状によってそれぞれ違う場所にはい積みされて管理されます。
作る製品によって原木の種類を変えて製材を行います。
作る製品によって原木の種類を変えて製材を行います。
製材工程
樹皮の剥ぎ取り
この機械は『リングバーカー』といい、原木の樹皮を剥ぎ取る機械です。
原木は皮を剥いだ状態で製材するため、重要な工程になります。
剥ぎ取った皮は粉砕後、肥料会社に販売し堆肥として活用されます。
原木は皮を剥いだ状態で製材するため、重要な工程になります。
剥ぎ取った皮は粉砕後、肥料会社に販売し堆肥として活用されます。
樹皮の剥ぎ取り後、当社では2種類の機械を用い、原木を製材していきます。
人の目で最適な木取りを判断
『ツインバンドソー』と呼ばれる機械を用い、帯状の鋸2枚が製材していきます。人が丸太を見て何を製材していくか決めて作業を行います。
コンピュータが最適な木取りを判断
こちらも同じくツインバンドソーですが、この機械はコンピュータ制御されているため機械が最適な木取りを判断して製材を行っていきます。
人がいらないため『ノーマン・ツインバンドソー』と呼ばれます。
乾燥工程
環境にも配慮したバイオマスボイラー
製材された木材を乾燥させるための『乾燥機』です。
一つの窯で1,000本以上一度に乾燥させることができます。
熱源は蒸気になりますが、当社ではバイオマスボイラーを設置しているため、通常は重油を燃やして蒸気を作るところを工場で出た廃材などを燃やして蒸気を作るため大幅なCO2削減にも繋がっています。
一つの窯で1,000本以上一度に乾燥させることができます。
熱源は蒸気になりますが、当社ではバイオマスボイラーを設置しているため、通常は重油を燃やして蒸気を作るところを工場で出た廃材などを燃やして蒸気を作るため大幅なCO2削減にも繋がっています。
木材や環境に合わせた品質管理
木材の乾燥は樹種やサイズ、季節ごとに微調整して乾燥を行います。
しっかりと乾燥スケジュールを管理して全ての木材の含水率を15%以下まで落としていきます。
時期によっては通常より乾燥スケジュールに時間がかかってしまい、コスト上昇に繋がってしまいますが、安定した品質の製品作りを心掛けているため大事な工程です。
しっかりと乾燥スケジュールを管理して全ての木材の含水率を15%以下まで落としていきます。
時期によっては通常より乾燥スケジュールに時間がかかってしまい、コスト上昇に繋がってしまいますが、安定した品質の製品作りを心掛けているため大事な工程です。
品質を高める修正挽き工程
当社では乾燥後、一度四面を修正挽きを行います。
この工程を行うことで最終仕上げをした際に抜群な寸法安定性に優れた製品に仕上がります。
この工程を行うことで最終仕上げをした際に抜群な寸法安定性に優れた製品に仕上がります。
最終工程
時間と人員をかけた徹底的な検品
一工程前に加工した木材を削っていく『モルダー』という機械です。
木材の表面をツルツルに仕上げて規格寸法にしていきます。
非常に大事な工程になるため一日の間に何度も寸法確認を行います。
木材の表面をツルツルに仕上げて規格寸法にしていきます。
非常に大事な工程になるため一日の間に何度も寸法確認を行います。
モルダーを通過して仕上がった製品を、木材の末口からと元口から二人の作業員が目視で四面全ての材面を検品します。